整体師である管理人が、やせやすくなるツボを伝授します!
東洋医学の考え
東洋医学では身体の機能は『気(き)』『血(けつ)』『水(すい)』の三つの要素で維持されていて、これのどれが滞っていても、病気になると考えられています。
『気』とは目に見えないエネルギー、『血』とは血液の流れ、『水』とは水分の代謝です。
この気血水の巡りがよい状態、つまり、身体の中の各器官や組織が正常に働いていれば、新陳代謝も活発に行われ、老廃物の排泄がスムーズにいけば、健康で太らないというのが、東洋医学の考えです。
何らかの原因で、体の機能のバランスが崩れると、余分な脂肪や水分が身体の中にたまりやすくなります。
東洋医学で太るとは
太りすぎも同じ考えです。
気の流れが悪ければ、『気太り』に、血の流れが悪ければ、『脂肪太り』に、水の流れが悪ければ、『水太り』になりやすいのです。
日本の女性に多いのは、水太りですね。中年になっていくと、脂肪太りが増えていきます。また、最近はストレスによる気太りも増えているようです。
気の流れ、血の流れ、水の流れ、どの流れが滞っているか、まずは自分のタイプをチェックしてみてください。
それぞれの太り方により、押していくツボが変わっていきます。
太り方のタイプとやせやすいツボ
脂肪太り
脂肪太りは、汚れた『血』が身体の中に滞ったために太りやすいタイプです。
肩こり、吹き出物、便秘、のぼせやすい、息切れしやすいことも特徴です。
このタイプは血行を良くするツボを刺激します。
・血海(けっかい):膝のお皿の内側から太ももに向かって、指3本分のところ。
・三陰交(さんいんこう):内くるぶしの頂点から指4本分上がったところ。骨と筋肉の境目
・養老(ようろう):手首の甲側を上にして、小指の骨のライン延長上にある飛び出た骨の突起のてっぺんを少し下った薬指寄りの下の凹んだところ。
長年にわたって脂肪の摂りすぎなどの食生活が原因の場合が多いので、肉や脂肪の摂取量を減らすことも大切です。体質改善してやせるまでには多少時間がかかるかもしれませんが、頑張っていきましょう!
水太り
水太りは、ちょっとぶよぶよした『下半身太り』的な太り方が特徴です。
のどが渇きやすい、夕方になると脚がむくむ、手の指がむくむ、皮膚に弾力がなく下着の跡がしばらく消えない、手足が冷える、トイレに行く回数が頻繁または極端に少ない、ということも特徴です。ぶよぶよの中身はリンパ液です。
腎臓や膀胱が弱っているために水分が代謝されない場合が多いので、これらとつながっているツボを刺激します。
・渇点(かってん):耳の入り口のプクンと張り出した部分にあり、耳の付け根の上と下を結んだ線の真ん中
・水分(すいぶん):おへそから指1本分上のところ。
・腎兪(じんゆ):腰のウエストラインの高さにある背骨の出っ張りから、指2本分両外側。
・湧泉(ゆうせん):土ふまずのやや上、足の指を曲げたときに、ちょうどくぼむところ。
腰を冷やすと腎臓に負担がかかるので、日ごろから温めましょう!
気太り
精神的なストレスでやけ食いをしたり、甘い物や脂肪分の多い物を食べ過ぎたことが原因で太ってしまったタイプ。
不眠症、ストレスから便秘や下痢になりやすい、ゲップやガスが出やすいなどが特徴です。気というエネルギーが不足または滞っている状態にあるのです。気の流れを良くするツボ、肺の機能が弱っていることも多いので、肺に関するツボも刺激します。
・合谷(ごうこく):手の甲、親指と人差し指の骨が合流するところから人差し指よりに向かって押していくと、ちょっと痛みが走るくぼみ。
・中脘(ちゅうかん):みぞおちとおへそを結んだ線の中間点。
・気海(きかい):おへそから指2本下のところ。
精神的なストレスが主な原因なので、イライラした神経を落ち着かせるのが大切です。気分転換をはかり、ストレスをためない生活を心がけましょう!
効果的なツボの押し方
ツボの位置は微妙に個人差があります。実際に周囲を探ってみて、押すと痛いけど気持ちがよい、心地よいと感じたところが自分のツボです。
ツボを押すことで気持ちが良くなれば、気の流れが良くなり血流が良くなります。血流が良くなると、免疫力もつき、結果的に健康になるのです。
親指、中指、人差し指・中指・薬指の3本、もしくは親指以外の4本を使います。痛さに応じて指を替えます。押す時の注意としては、垂直に爪を立てずに指腹でゆっくりと、そして強すぎず、痛気持ち良いくらいの力で押します。または、『の』の字を書くようにしたり、くるくる指腹で押すのも良いでしょう。
呼吸も大切です。深呼吸します。鼻から息を吸い、口から大きく吐きながら、ツボを押していくと良いでしょう!
なかなか細くならない脚に効果があるのは。。。
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