今では、子ども向けのオンライン英会話が多数ありますが、「リップルキッズパーク」は、2009年に日本初こども専門オンライン英会話のサービスを開始しました。
わが子が、「リップルキッズパーク」を利用し始めたのは、約8年前の、2015年ごろ。息子が10歳の時です。それから、高校生までリップルでレッスンを受けていました。
その息子は、英検2級まで取得。高校卒業後、現在カナダの大学へ留学しています。
この記事では、実際に体験したリップルキッズパークの内容や、子どもの反応などを詳しく紹介します。
オンラインで本当に英語が身につくのか、オンラインで子どもが飽きないのか、色々不安なことが多いと思いますが、ぜひ参考にしてみてください。
リップルキッズパークの内容を早く知りたい方は目次からどうぞ
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日本の英語教育
新学習指導要領の実施により、2020年度から小学校で英語教育が必修化され、数年が経ちました。
2020年より英語の授業が小学3年生から義務化され、小学3・4年生は「外国語活動」と定められ、外国語活動の目標は次のように定められています。
外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ,外国語による聞くこと,話すことの言語活動を通して,コミュニケーションを図る素地となる資質・能力を次のとおり育成することを目指す
(1)外国語を通して,言語や文化について体験的に理解を深め,日本語と外国語との音声の違い等に気付くとともに,外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しむようにする。
(2)身近で簡単な事柄について,外国語で聞いたり話したりして自分の考えや気持ちなどを伝え合う力の素地を養う。
(3)外国語を通して,言語やその背景にある文化に対する理解を深め,相手に配慮しながら,主体的に外国語を用いてコミュニケーションを図ろうとする態度を養う。
「聞く・話す」を通じて、英語に慣れ親しむことを目標にしています。実際の授業では、友達に自分の考えを伝えたり、気持ちを伝えたりする「言語」を使った活動が行われており、読み書きではなく、「聞くこと」、「話すこと」の「言語活動」に重点がおかれています。
小学5・6年生は「教科」と定められ、外国語科の目標は次のように定められています。
外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ,外国語による聞くこと,読むこと,話すこと,書くことの言語活動を通して,コミュニケーションを図る基礎となる資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
(1)外国語の音声や文字,語彙,表現,文構造,言語の働きなどについて,日本語と外国語との違いに気付き,これらの知識を理解するとともに,読むこと,書くことに慣れ親しみ,聞くこと,読むこと,話すこと,書くことによる実際のコミュニケーションにおいて活用できる基礎的な技能を身に付けるようにする。
(2)コミュニケーションを行う目的や場面,状況などに応じて,身近で簡単な事柄について,聞いたり話したりするとともに,音声で十分に慣れ親しんだ外国語の語彙や基本的な表現を推測しながら読んだり,語順を意識しながら書いたりして,自分の考えや気持ちなどを伝え合うことができる基礎的な力を養う。
(3)外国語の背景にある文化に対する理解を深め,他者に配慮しながら,主体的に外国語を用いてコミュニケーションを図ろうとする態度を養う。
5、6年生では、授業の中で英語に慣れ親しむだけではなく、言語としての日本語と英語の「音声の違いや語順の違いなど」気付きで終わらせることなく、知識として理解し、技能として使えることを目標としている。他にも、子どもたちが生涯にわたって継続して英語をコミュニケーションのツールとして活用できる力を育成するための、基礎的な技術の定着を目標としています。
また、外国語活動で実践した「聞くこと」「話すこと」に加えて、「読むこと」「書くこと」についても総合的に取り組み、さらには中学以降の英語の学習につなげていくことが目標とされています。
このように、小学校5、6年生から「読む」「書く」も加わってきます。また、「教科」になるということは、① 教科書の使用② 成績・評価が付く、ということです。
小学校で始まっている英語教育に不安に思い、我が子をどんな英語教育を受けさせようか悩む親御さんも多いのではないでしょうか。
リップルキッズパークの特徴
では、リップルキッズパークの特徴を紹介します。我が家の実際の体験を踏まえて説明しますね。
- 子ども専門オンライン英会話スクール
- 講師は全員フィリピン人
- 手頃な価格、家族でアカウントをシェアできる
- 独自のフローチャートでお子様の英語の習熟度を判定
- 楽しいレッスン
では具体的に説明します。
子ども専門オンライン英会話スクール
リップルでは3歳~高校生のお子様を推奨としています。最年少では1歳半から学ばれているお子様もいるそうです。
英会話初心者・初級者のお子様が、レッスンを通じて英語が好きになり、英語に対する自信を持ってもらえるよう、子ども専門に特化しています。
ですので、講師の採用は、子どもが好き・忍耐強いなどの資質を重視しているそうです。子どもにとって、初めての英語のレッスンや初めて会う大人の先生、しかも外国人の先生が相手だと不安な気持ちになると思います。ですので、子ども好き・忍耐強いなどの資質はとても重要な要素ですよね。
英語の経験が全くなくて、ABCもわからない。
そんなお子様でも、リップルキッズパークの先生ならしっかりレッスンできます。
我が家の場合は、息子も娘もリップルの前に英会話教室に通っていた経験があったので、ABCも分からないお子様の場合の体験はご紹介できませんが、下記口コミを参照してみてください。
講師は全員フィリピン人
講師は全員フィリピン人です。第二言語として英語を学んでいますが、非常に高い英語力を誇ります。フィリピンの公用語はフィリピノ語及び英語、英語教育は幼稚園からはじまり小学校高学年では基本的に授業は英語で行われているのです。また、ホスピタリティの高く、相手に対して敬意を払うことを重視するため、英会話の講師に最適だということです。
子どもがレッスンを受けている時に、私は近くで聞いていましたが、講師の英語はとてもきれいな英語でした。また後で説明しますが、家族でアカウントをシェアできるので、私も数回レッスンを受けたことがありますが、講師はとても高い英語力でした。
英語が第一言語ではないフィリピンの講師に不安を持っている方は、安心していただいて良いと思います。
手頃な価格、家族でアカウントをシェアできる
入会金不要。月々3,300円(税込)からというお手頃価格。
週1回から5回まで選べます。また、さらにレッスンを受けたい場合は、チケット制があります。
そして、リップルの最大の特徴は、1つのプランを家族で分けられること!
入会した後、週の回数まででしたら、誰が何回レッスンを受けても月謝は1人分になるのです!
もちろん、個々の進捗はそれぞれ管理できるので、ごきょうだいやご家族でレッスンを受けたい方には最適です。
うちの場合は、先に息子が「おてがる週1回レッスン」で、週1回受講していました。数年後に娘が受講。その際、「おてがる1回レッスン」だったのを、「さくさく週2回レッスン」に変更し、1週間に2回あるレッスンを兄妹で分けて受講していました。ですので、5,280円で2人分のレッスン料ですみました。しかも、息子が予約していた日に急遽病気で受講できなくなった場合でも、レッスンを受ける子どもを急遽変更することができるんです。
この制度は、本当に便利でした!息子=>娘、娘=>息子への変更は何回か利用しましたし、息子=>母(管理人)へ変更ということもありました。
リップルは、子ども専門ではありますが、子どもがレッスンしないタイミングで、両親など大人がレッスンを受けることができるんです!
ただし、お子様のいない家庭で大人の方のみのご利用はできないそうです。
独自のフローチャートでお子様の英語の習熟度を判定
リップルでは、子どものレベルに合わせたレッスンを行うため、無料体験レッスン内にて9段階のレベル判定を行います。
また、レベルと生徒の得意な部分と苦手な部分をチャートで確認できるようになっています。これにより得意なところは伸ばし、苦手な所を補う事ができます。
子どものレベルを判断し、さらに先生からの評価が随時反映される英語力チャートを見ることができます。
文法/聞き取り/語彙/発音から得意なところと苦手な所を見ることができます。
これと合わせてレッスン要望機能で「強い所をさらに伸ばすか」「苦手な所を克服するか」「さらにバランスよくするか」などレッスンを細かく指定をする事ができます。
楽しいレッスン
とにかく楽しいレッスンだったと息子、娘の感想です。
リップルキッズパークの先生には、元小学校の先生や、幼児教育の専門家など、たくさんいらっしゃいます。ちいさなお子様でも飽きさせない、スペシャリストの講師による、趣向を凝らしたレッスンになっています。
英語の歌を一緒に歌ったり、ゲームをしたり、パペットを使ったり、子供専門だからこそできる、楽しさいっぱいのレッスンです。
リップルキッズパークの良かったところ
家族でアカウントをシェアできた
繰り返しになりますが、家族でアカウントをシェアできるということが、とても良かったです。
もともと、オンライン英会話で、通常の英会話よりも低価格ではありましたが、週2回レッスンプランを兄妹2人でシェアできたのは、とてもありがたかったです。
息子と娘で「さくさく週2回レッスン」を数年間受けていたのですが、娘が受講しなくなり、息子だけ1人でカナダ留学前まで週2回レッスンを受講していましたが、特に変更の手続きはいらなかったです。
講師の質が良かった
これも、繰り返しになりますが、講師の英語の能力が高かったことです。フィリピンは日本と同じく、英語は第二言語にもかかわらず、非常に高い英語力を持っています。最近は、日本人のフィリピンへの英語留学もよく聞きますね。
リップルキッズパークの気になるところ
予約が取りにくかった
予約については「お気に入りの先生」の予約をするのがとても大変でした。子どもは特に同じ先生と安定したレッスンを受けたがります。そこで、「お気に入り」の先生を作り、予約開始時間になったら、予約を競うように入れないといけないのです。もし、お気に入りの先生が埋まってしまったら、新しく先生を探さないといけなかったので、そこが大変でした。数名お気に入りの先生を早めに作ることをおすすめします。
通常の予約はレッスン開始の45分前までとなっており、2週間先までご予約が可能です。
ただ、リップルキッズパークは、会員ランク制度というものがあり、継続期間や受講回数などによって会員ランクが変更され、さらにその先の予定を予約することが可能になります。
我が家は一番上の6年会員だったため、少し優先的にお気に入りの講師の予約をすることができましたが、同じ6年会員の方で、同じ講師をお気に入りしている場合は、やはり、争奪戦でした。
まとめ
今回は、息子と娘が実際に受講していたリップルキッズパークを紹介しました。息子はここで英会話を学び、英検2級まで取得。そして高校卒業後、現在カナダの大学に留学中です。
まずはお試しで、2回無料体験レッスンを受けることができるので、お気軽に体験してみてください。
次回は、息子のカナダ留学について詳しくレポートしたいと思いますのでお楽しみに!