生理の前になると、なぜかイライラして怒りっぽくなったり、理由もなく不安になったりしませんか?
排卵の後から月経が始まるまでの黄体期、だいたい生理の10日前頃から起こる、さまざまな不調や不快な症状のことを「月経前症候群(緊張症)」または「PMS」といいます。
ここでは、辛い月経前症候群(PMS)を少しでも和らげるツボを紹介しますね!
月経前症候群(PMS)の原因と症状
PMSの原因は、実ははっきりとはわかっていませんが、女性ホルモンの変動が関わっていると考えられています。排卵のリズムが整っている女性の場合、排卵から月経までの期間(黄体期)にエストロゲン(卵胞ホルモン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)が多く分泌されます。この黄体期の後半にエストロゲンと黄体ホルモンが急激に低下し、脳内のホルモンや神経伝達物質の異常を引き起こすことが、PMSの原因と考えられています。
PMSは、性格やココロの反応の傾向、食生活の偏り・運動不足・たばこなどの生活習慣、環境や対人関係のストレス状態など、ライフスタイルの影響を受けやすいと言われています。
症状としては、体の痛みやだるさ、便秘や肩こりといった身体的症状のほか、イライラする、落ち込む、情緒不安定になる、無気力感などといった精神的症状があります。
症状には個人差があり、軽い人もいれば重い人もいたり、期間も人それぞれですが、生理がはじまるとそれらの症状は軽減、もしくは消失します。
月経前症候群(PMS)を軽減するには
まずは、規則正しい生活、十分な睡眠や栄養を摂り、症状の緩和を目指しましょう!
また、ウォーキングやジョギングのような有酸素運動を行い、入浴でお腹や腰を温めるなどして、質のよい睡眠を摂れるようにすると良いでしょう。
自分なりのリラックス方法でストレスを軽減しましょう。アロマを楽しんだり、カラオケで思いっきり歌ったり、エステやマッサージに行くのも良いでしょう。
月経前症候群(pms)の緩和に効果のあるツボを紹介します!
手心(しゅしん)
手のひらのちょうど真ん中の凹んだ部分。
イライラした時や、緊張した時など気持ちを落ち着かせる効果があります。
労宮(ろうきゅう)
中指と薬指を折り曲げた時に、二つの指の先端があたる部分。
血行を良くし、身体の緊張を緩和させたり、気持ちを落ち着かせる効果があります。
百会(ひゃくえ)
頭頂部にあるツボ、両方の耳に親指を入れ、両方の手のひら全体で頭をつかむようにしたときに、中指の先が合わさる点にあります。 ちょうど頭のてっぺん。
多様な効果が期待できる万能のツボです。自律神経と直結してその働きを整えてくれるので、ストレス、不眠症、自律神経失調症などの悩みの緩和にも効果的です。
三陰交(さんいんこう)
内くるぶしの頂点から指4本分上がったところ。骨と筋肉の境目。
女性の健康維持・増進に欠かせない大切なツボです。生理痛、冷え症はもとより更年期障害にも効果的です。
湧泉(ゆうせん)
土ふまずのやや上、足の指を曲げたときに、ちょうどくぼむところ。
気力や生命力が泉のように湧くツボ。血液の循環をよくするので、首や頭の血行を良くし、女性特有の下半身の冷えに効果的です。
ツボの刺激の仕方
ツボの位置は微妙に個人差があります。実際に周囲を探ってみて、押すと痛いけど気持ちがよい、心地よいと感じたところが自分のツボです。
親指、中指、人差し指・中指・薬指の3本、もしくは親指以外の4本を使います。痛さに応じて指を替えます。押す時の注意としては、垂直に爪を立てずに指腹でゆっくりと、そして強すぎず、痛気持ち良いくらいの力で押します。または、『の』の字を書くようにしたり、くるくる指腹で押すのも良いでしょう。
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