突然ですが、皆さんは『終活』について考えたことありますか?
親御さんがご健在、むしろ、親御さんの終活の方が気になる、という方が多いかと思います。
管理人もそうでした。ですが。。。
一昨年、ご近所に住んでいた友人がガンで亡くなったのです。まだ40代、お子さんたちも高校生と中学生でした。本当にショックでした。
管理人も父方が、がん家系ということで、他人事ではないと思いました。
人の命、いつ、なんどき、何が起こってもおかしくはありません。仮に今病気を患っていないとしても、交通事故に巻き込まれるかもしれません。
いざその時、突然残された家族が困るだろうな、と思いました。
家の中のこと、子どものこと、ご主人はすべてを把握していますか?
ごみ収集の曜日をはじめ、銀行の通帳や生命保険証書がどこにあるのか、子どもの習い事の連絡先、親戚の連絡先、自分の友人の連絡先などなど。
いざ、自分が急に入院することになったとして、安心して入院できますか?
管理人の場合は、旦那さんの銀行の通帳やお金の管理など全て管理しています。インターネットバンキングのパスワードなども全て管理しています。
管理人の旦那さんは、自分のパスポートの場所も把握していないでしょう(笑)
そこで『終活』、とまではいかないですが、残された人のため、また自分のために必要なこと全て書き留めておく、『エンディングノート』を作ろうと思いました。
エンディングノートとは?
『エンディングノート』と聞いて、どんなイメージを思うでしょうか。ほとんどの方が、『死』をイメージするのではないでしょうか。遺言書との違いが分からない方もいらっしゃるかもしれません。
遺言書は、自分の財産を誰にどのように残したいか、自分の意思や想いを確実に伝えるための手段です。作成方法や様式、記載内容など民法によって定められており、その要件を満たさなけれ無効になってしまうものです。
エンディングノートには形式や様式の決まりがなく、自分の好きなノートを使ってもいいし、記入する内容も決まっていません。自分の現在の思いや希望、自分史、また自分以外の家族が分かるように、保険証書や銀行口座の覚書き、ごみ収集の曜日など、自由に記入することができます。名称も『エンディングノート』だけでなく、「終活ノート」「メッセージノート」「もしもノート」など多種多様の呼ばれ方があります。市販のエンディングノートには、思い出の写真を貼るページがあったり、親族家系図を記入するページがあったりします。
エンディングノートを記入することは、自分を見つめ直し、自分の人生を振り返り、今後残された人生をどう生きるか見つめ直すきっかけにもなります。
経済産業省が平成24年にまとめた、『安心と信頼のある「ライフエンディング・ステージ」の創出に向けた普及啓発に関する研究会報告書~よりよく「いきる」、よりよく「おくる」~』によると、最近は、若い人でもエンディングノートの認知度は増えてきています。
ただ、エンディングノートの存在を知ってはいるが、実際に書いている人はまだまだ少ないようです。
引用:経済産業省『安心と信頼のある「ライフエンディング・ステージ」の創出に向けた普及啓発に関する研究会報告書~よりよく「いきる」
ここでは、エンディングノートに何を書いたら良いか、おすすめのエンディングノートなど紹介していきたいと思います。
エンディングノートに何を書くの?
エンディングノートは、先ほど紹介したように、形式や様式の決まりがなく、自分の好きなノートを使ってもいいし、何を記入しても良いのです。
実際に書こうと思い立っても、何を書いたら良いか迷いますよね。
まず、今なぜエンディングノートを書くかという目的を明確にしてみましょう。
管理人の場合は、管理人がもしもの時、入院などした時など万が一の時に、家族が困らないようにしたいということが一番の目的です。
そのような目的から必要な情報を記入していけば良いのです。一例としてあげておりますので、参考にしてください。
【一例】
- 自分の基本情報(氏名、生年月日、出生地、本籍など)
- 学歴、職歴、資格など
- 自分史
- 家系図
- 銀行口座・ネットバンキング、クレジットカードなどのID・パスワード(できれば直接記入せず、家族にだけ分かる合言葉や暗号など他人が見ても分からない形が安全です)
- 財産・資産について(生命保険:保険会社名・保険の種類・受取人・振込口座・証書の保管場所、預貯金銀行など:金融機関名・支店名、株式・債券・投資信託などの金融資産:証券会社名・支店名、資産種類、不動産:名義人、借金:住宅ローン、自動車ローンなど)
- マイナンバー、健康保険証、運転免許証の情報
- 身の回りのこと(電気・ガス・水道・携帯電話など引落し口座一覧:金融機関名・支店名、子どもの習い事について:連絡先・引き落とし口座など、ごみ収集の曜日、洗濯機の使い方など)
- 家族・親族について(連絡先など)
- 親しい友人・知人について(連絡先など、万が一の時に誰に知らせてほしいなど)
- ペットについて(病歴、性格、通院しているクリニックの情報、フードの情報など)
- 医療・介護について(持病やアレルギーの有無、病歴・入院歴、かかりつけ病院名、投薬:処方されている薬の内容と量、介護や医療、延命治療などの終末期に関する、現在の自分の希望があれば記入してみましょう)
- 葬儀・お墓について(葬儀やお墓については今は考えが決まってなくても、希望があれば記入してみましょう)
- 自分から家族へのメッセージ
『エンディングノート』に必要なことを全て書き込んでおくのです。現在の状況、希望で構いません。すべて書く必要もありません。変更があれば、その都度書き替えていけば良いのです。
おすすめエンディングノート
管理人が購入したエンディングノートはこれ!
その他おすすめエンディングノート
エンディングノートを無料配布している自治体・役所
最近はお住まいの自治体・役所などでエンディングノートを無償で配布、また無料でダウンロードのサービスをしているところもあります。皆さんのお住まいの役所の担当窓口に置いてあるかもしれないので、詳しくはお近くの役所にお問い合わせしてみてください。
【東京都】無料エンディングノート配布・無料ダウンロードサービス
- 足立区役所
- 新宿区役所
- 杉並区役所
- 豊島区役所
- 葛飾区社会福祉協議会
- 千代田区社会福祉協議会
- 狛江市役所
- 立川市役所
- 武蔵野市役所
- 三鷹市役所
- 昭島市役所
- 調布市役所
- 日野市役所
- 国分寺市役所
- 多摩市社会福祉協議会
- 青梅市役所
- 福生市役所
これからも、無料で配布している自治体をアップデートしていく予定です。ぜひご活用ください。
まとめ
まだ、エンディングノートなんか早い、考えたこともなかった、エンディングノートは高齢者のための物、と思っている方も、この機会に、エンディングノートについて考えてみてはいかがでしょうか。自分を見つめ直す良いきっかけにもなりますよ。
自分を見つめなおして、家の中の物も整理したくなりませんか?
詰めて送るだけ!
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